展示会への出展は、製造メーカーにとって一大イベントです。年に一度か半年に一度開催されるその展示会に向けて、新商品を準備したり開発中のものを展示します。これはどの業界でも全て秘匿するのではなく、うちは今こういうものを開発しているのだと公表する事で競合を退けさせたり、逆に協力してくれる会社と商談のチャンスを得たりといった効果を狙っているものです。東京にたくさんある展示会場で定期的に開催され、そのブース作りや備品のレンタルには専門の業者が活躍します。

設営とひと言で言っても展示会のブースは特殊であり、どの工務店でも出来るものという訳ではありません。一つには時間が限られている事、そして隣のブースに配慮した作業が必要な事です。そういった要素をしっかり把握した業者が東京にはたくさんあり、展示会があると営業を掛けて仕事を取ります。東京の会社であれば少しの距離ですが、逆に地方の会社が東京のイベントに出展する場合には業者の力を借りなければほとんど出来ません。

設営もそうですが物品を運んだり、什器も借りなければ持っていくのにかなりの労力が掛かってしまうからです。そういった意味でも現地の業者を上手に活用する事で、慣れない大工仕事をする事もなく大事なイベントを開催する事が出来ます。たまに何でもやれる事は社員にやらせようとする会社がありますが、不向きなことをやらせて不格好な物を作ってしまうよりは、大人しくプロに任せた方が良い場面も多いのです。